「菌活の日」に思う

お問い合わせ・ご注文はこちら

「菌活の日」に思う

「菌活の日」に思う

2023/05/31

 風薫る5月、新緑の美しい季節 ... 等々と謳われる5月ですが、
今年の5月は雨も多く、西日本の多くの地域で葉」早々に梅雨入りとなりましたし、
真夏のように暑くなったかと思うと急に寒くなったり、気温変動も激しくて、
体調維持に苦労された方も多かったのではないでしょうか。

 

 大型連休もあり、国民の祝日も多い5月ですが、
あまり知られていないものも含め、興味深い記念日もたくさんあります。

 国際ノーダイエットデー(5月6日), 世界笑いの日(5月第1日曜日),
世界赤十字平和デー(5月8日,)国際看護師の日(5月12日),世界禁煙デー(5月31日)などなど ...

 

 そんな中で、面白いなあと感じた記念日の一つに、菌活の日(5月24日)があります。

「菌」とは?

 最近、よく聞かれるようになった「菌活」ですが、
そもそもこの場合の「菌」とは、何を指しているのでしょうか?

 

 近年の分類では、地球上の生物は「動物」「植物」「菌類」に分けられるとされています。
つまり「菌類」は、動物でも植物でもない生物体、ということになるのですが、
広義の「菌類」とよばれるものには、細菌類、真菌類、変形菌、卵菌類などがあります。

 

 「細菌」は、ウイルスとは違って、細胞壁を持ち、自己複製能力を持った微生物です。
結核菌や肺炎球菌、ピロリ菌など、私たちのカラダに病気をもたらすものがある一方で、
乳酸菌や納豆菌、麹菌など、私たちの生活に欠かせない有益なものもあります。


 「真菌」には、キノコ、カビ、単細胞性の酵母などが含まれます。
狭義の「菌類」は、この真菌類を指すことから、「菌類」の本家とも考えられます。
植物では種に当たる胞子とよばれるものが成長し、
菌糸とよばれる糸状の細胞を網のように伸ばして、急速に成長していきます。
その成長速度も、生命力も、地球上の生物随一と言っても過言ではないほどです。

 カビの中にも、病気をひき起こすものもあれば、
ペニシリンの原材料である青カビのように、有益なものもあります。
ブルーチーズは、青カビが持つリパーゼがチーズの乳脂肪を分解し、
脂肪酸に変えることにより、脂肪を効率的に吸収できるため、
食べても太りにくく、美容効果にも優れていると言われています。

 
 「変形菌」は、真正(性) 粘菌とよばれることもあり、細菌などを捕食して分裂・増殖します。
その生活環は独特で、単細胞のアメーバ細胞または鞭毛細胞である時期や
変形体とよばれる多核アメーバ体である時期、
胞子を形成・散布する小さなキノコのような子実体である時期をもちます。


 「卵菌」は、鞭毛菌類あるいは藻菌類とも呼ばれ、菌類が退化した藻類であるされています。
菌糸体に似た形態を持つものもありますが、現在は「菌類」とは系統を異にすると考えられています。

 

 このように、ひとくちに「菌類」と言っても、様々ですが、
では、『菌活』とは、一体どのような行動を指し、
そして私たちのカラダにどんな効果をもたらしてくれるのでしょうか?

 また、「菌活」よりもよく耳にし、
免疫活性にも効果的とされる『腸活』との関係は、どうなのでしょうか?

「菌活の日」とは?

  「菌活」に、明確な定義はないそうですが、一般的には、
『カラダに良い働きをする菌を食事から摂り入れる』ことと認識されています。

 私たちのカラダの各部 ー 皮膚・口腔・鼻腔・上気道などの呼吸器官、
胃・腸などの消化器官、子宮や膣、膀胱・尿道などの泌尿器系 ー には、
常在菌とよばれるたくさんの菌類が棲みついていますが、
中でも腸内には、推定 1,000種類以上、総数 100兆個もの菌がいると考えられており、
その重さは、実に1~2kgにもなると言われています。

 その中で、「カラダに良い働きをする菌」といえば、
いわゆる「善玉菌」と呼ばれるもので、馴染みの深いものとしては、
ビフィズス菌、乳酸桿菌ラクトバチルス(乳酸菌)、フェカリス菌などが挙げられます。

 なので、それらを豊富に含む、ヨーグルトなどが好んで消費されるわけです。

 

 しかし、最初に「菌活」という言葉を生み出したのは、ヨーグルトメーカーではなく、
長野市に本社を置くホクト株式会社という、きのこ総合企業なのです。

   「菌」という漢字は訓読みで「きのこ」ですから、言われてみれば、
「菌活」とはまさに「きのこを食べる」ことであると、考えられなくもありません。

 「きのこ」を、積極的に日々の食事に摂り入れることにより、
一年を通じて健康に過ごしてもらうことを目的として、
同社が2013年(平成25年)にテレビコマーシャルで
「菌活」という言葉を初めて全国発信した日にちなんで、
一般社団法人・日本記念日協会により、5月24日が「菌活の日」として、認定・登録されました。

 

 きのこは菌100%の食材であり、菌そのものだけを食べることのできる唯一の食材です。
善玉菌の餌となり、腸内の老廃物の排泄も促す豊富な食物繊維を含むため、
腸内環境を整えることに役立ちます。

 他にも、免疫活性作用をもつとされる β -グルカンや、疲労回復効果のあるビタミンB群、
さらには、筋肉の合成や運動による疲労の軽減、睡眠や目覚めの改善にも役立つ
オルニチンも含むなど、まさに「健康食」の代表ともいえます。
低カロリーであり、便秘改善やダイエットの効果が期待できることも嬉しいですね。


  他方、前出の「腸活」とは、
「バランスのよい食生活や適度な運動などによって、腸内環境を整える」ことにより
健康維持、増進をはかることを指します。

 腸内、特に小腸には免疫細胞の実に7割が集まっており、
腸内環境は、精神的・身体的にも私たちに大きな影響を与えますが、
何より免疫力に大きく関与しています。
善玉菌を増やすことにより、腸内環境を調えることは、健康維持の基本中の基本です、

 こう考えてみると、「腸活」と「菌活」は、
ともに腸内環境から健康維持にアプローチするという点で
極めて近いものであると言えるでしょう。

 きのこはもちろんですが、善玉菌や、それを増やすことのできる食材を
積極的に摂り入れることにより、腸内環境をバッチリ調えるという食習慣を続けていけば、
薬に頼らずとも、感染症をはじめとする諸病に撃ち負けない、そして老化をも退ける、
強力な免疫力を備えたカラダを作ることも夢ではないと考えられます。

最強の免疫活性物質?

 

 いずれにせよ「菌」は、自然界で私たちと共存する仲間であり、
(良い効果をもたらしてくれる菌は)天からの恵みでもあります。

 それをどのように発見し、どう活用できるかが、
私たち人類の今後の健康や寿命の鍵を握ると言っても過言ではないでしょう。

 

 「菌類」の宝庫である自然界には、人類が知り得ない「宝」が、まだまだたくさん眠っています。
研究者たちの地道な努力により、次々と新しい「菌」が発見されていますが、
それらの中には、これまで確認された地球上のどんな物質より
強力なパワーを秘めたものもあるようです。

 

 長野県の糠床から、日本人研究者によって発見されたとある菌が、まさにそれです。
乳酸菌の一種であることがわかっており、 2023年3月に、
「これまで地球上で確認されていない新規の物質」であることが認定されましたが、
それに先立ち、マウスの実験で、35種類の遺伝子を 10倍以上に活性化することが
科学的に証明されています。

 

 病気や不調の多くは、細胞の老化や、免疫力の低下(またはアンバランス)によるものです。
眠っていた遺伝子を蘇らせることができれば、持って生まれた『自然免疫を活性化』し、
『自分の力で自分を治す』ことができるものと考えられます。

 実際、現時点での ”最強の免疫活性物質とも考えられるこの「菌」は、
研究が重ねられた末に製品化されており(東京大学特許)、
医療機関でも 7- 8年の使用実績がありますが、使えば使うほど、
現代医学では治療効果のなかった重篤な症状に対しても、改善例が後を絶たず、
世界的権威と呼ばれる著名な医師たちの間からも、絶賛の声が絶えないそうです。

『薬の効かない感染症』に対する効果も、認められているとのことです。


 他にも、この商品を摂取した人たちからは、検査値の改善は言うに及ばず、
体温が上昇した、睡眠の質が良くなった、記憶力が戻ってきた、
パニック障害が起きなくなった、便秘がなくなった、ストレスが緩和された、
いつの間にか血糖値が正常化していた、白髪やシミが減った、不安症からの脱却など、
枚挙にいとまがないほどの嬉しい報告例があるそうです。
​​​​​

 

 免疫力は、健康な人でも、 40歳では 20歳の時の2分の1、
80歳では 10分の1になると言われています。
老化細胞を排除する免疫の力が低下することにより、老化が進行し、
さまざまな不調や美容上の変化、時として重篤な病にも悩まされることになってしまうのです。

 

 強い薬のように正常細胞にダメージを与えることもなく、
持って生まれた遺伝子を蘇らせることにより、
『自分の力で自分を治す(防ぐ)』ことができるという医学を超えたパワーを、
小さな小さな「菌」が秘めているなんて・・・

 不老長寿も夢ではなくなるかもしれません。

 今更ながら「菌活」の重要性を認識するとともに、
こんなすばらしい「菌」を、大きな不調に陥る前に日常生活に採り入れて、
いつまでも心身ともに若々しく、美しく、穏やかに、
健康で前向きな人生を送りたいものだと改めて思うのでした。
 

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。