COVID-19 第4波に思う -2
2021/04/28
前回の記事の後も、感染拡大の勢いは衰えることを知らず、
大阪府では、当初5月5日までの予定であった「まんぼう」を切り上げ、
3度目となる緊急事態宣言の発出を国に要請することを4月19日に決めました。
しかし、国は、条件のすり合わせ云々とかで、施行には時間を要し、
結局、その後同様に国に要請を出した東京都・兵庫県・京都府と共に、
4月25日(日) からの適用が決まりました。
ところが、その期間というのが、状況を見て延長はあり得るとしながらも、
5月11日 (火)までのたった17日間と、過去2度の緊急事態宣言に比べ、
短いものになっています。
しかも、日曜から火曜日までって、なんか中途半端・・・
これはどうやら、 IOCバッハ会長の来日の日程を考慮した結果のようですが、
この状況下でもまだ、オリンピック開催が優先事項だというのでしょうか。
海外では、こんなことも言われているというのに・・
東京五輪開催可否は医療関係者が判断を、IOC女性委員が考え示す
[2021年4月25日7時56分]
https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/news/202104250000100.html
また、オリンピック開催への頼みの綱であり、
開催可能とする理由でもあった?ワクチン接種も、
相変わらず牛歩の如く・・・のようで、
先行接種の対象である医療従事者の接種率は、
4月27日の時点で 14.4 %(2回接種終了者)だということです。
同じく、先行接種を受けられる高齢者も、過疎地域や島しょ部などでは、
マンパワーの絶対的不足等により、せっかく届いたワクチンが、
冷凍庫で眠ったままという所もあるそうです。
海外では、医師・看護師以外の医療従事者にも接種させているだけでなく、
素人にトレーニングを受けさせてでも、
接種に従事できる人員を増やそうとの試みがなされているというのに、
日本はやっと歯科医師に門戸を拡げる案が通りそうな段階とは・・・
一部で、医学生や看護学生にトレーニングを受けさせては、
との発言もあるようですが、そうする前に何故、
すでにワクチン接種業務の一部を担っている薬剤師にその役割が割り当てられないのか、
不思議で仕方ありません。
それはさておき、案の定と言いますか、
やはりこのワクチンは、接種後にも様々な問題が起きているようです。
厚生労働省の議事録には、日本において 2021年2月17日〜4月18日の間に、
ワクチン接種後の死亡事例が10件報告されていることが記されています。
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000772190.pdf
全て、mRNAワクチンである Pfizer 製のものです。
某女性雑誌も、この事実を告発しています。
https://www.news-postseven.com/archives/20210423_1653701.html?DETAIL
しかしなぜか、テレビでは放送されていません。
10名の死亡例を年代別に見ると、60代以上が7割を占めるものの、
20代、30代、50代でも各1例ずつ、接種後の死亡例があることがわかります。
いずれも突然死のようです。
26歳の女性看護師が、接種からわずか4日後、脳出血で突然死した例を含め、
30代、50代の男性も、年齢から考え、医療従事者であるものと思われます。
つまり、少なくとも3名の医療従事者が、ワクチン接種の犠牲になっている可能性があるのです。
医療従事者は、優先的にワクチン接種を受けられるという特権を与えられている反面、
それを拒否するという選択肢もないまま、その尊い命が犠牲となってしまわれたのです。
「マスク、アルコール消毒、三密回避(時短営業、テレワークの推進含む)」
などの消極的感染対策だけでは、もはや自分の身を完全に護ることは難しいのだということに、
多くの人が気付き始めた今、ワクチンに飛びつきたい気持ちもわからなくはありませんが、
上述のような悲しい事故を増やさないためにも、一般人は、
ワクチンに過度に期待したり、依存したりする受け身の保身に徹するのではなく、
日常的な自らの心がけにより、感染防止や重症化阻止に努めたいものです。
自然界の恵み・生薬のチカラ
ワクチン以上に、開発が遅れている治療薬ですが、
諸外国では、どのような方法で感染者の治療を行っているのでしょうか。
また、薬により感染を未然に防ぐ方法、つまり予防薬は存在するのでしょうか?
中医学発祥の地であり、漢方の本場である中国本土では、
清肺拝毒湯(せいはいはいどくとう)という漢方薬を用いることにより、
早くから COVID-19 患者の治療に成功してきました。
実に、患者の97%に有効性が認められたとのデータがあるようです。
早々に認可されたいくつかの既存の西洋薬に、重篤な有害事象がみられたり、
その効果がプラセボ群と大差がないということがわかってきたりする中、
21種類の生薬から構成され、実に129種の化学成分を含むこの漢方薬の有効性を示す論文が、
次々と発表されています。
しかしながら、残念なことにこの漢方薬は日本では販売されていないのですが、
ではどうすれば手に入るのかを含め、以下の動画で漢方薬剤師がわかりやすく説明しています。
https://www.youtube.com/watch?v=NhFZe0PMuq4
軽症から重症患者に至るまで、優れた治療効果を示す清肺拝毒湯ですが、
当初は、予防効果についてはあまり言われていませんでした。
しかし、東京のとあるクリニックでは、治療に用いるだけでなく、
スタッフに予防薬として投与し、効果をあげているようです。
https://youtu.be/oB274cUIvLs
COVID-19 に限らず、どのような疾患でも、
東洋と西洋の叡智を取捨選択し、組み合わせて対処するのが、
カラダにもやさしく、優れた効果を上げる秘訣であると私は考えておりますが、
西洋薬だけでは太刀打ちできないことが明らかになってきている今、
これまで漢方を否定したり、低く見たりしてきた医療関係者達も、
このあたりでそろそろ考えを改め、漢方の秘めたるチカラに着目して、
真剣にご検討いただきたいと願うところです。
しかしながら、前出の動画に登場しておられるご両人とも、
ましてや素人が、日本で清肺拝毒湯を入手することの難しさも示唆しておられます。
運良く、漢方処方に精通した医師に巡り会えたとしても、
予防薬として処方してもらうのは、難しいでしょう。
では、誰でも比較的手軽に入手できる予防効果のある薬はないのでしょうか?
玉屏風散(ぎょくへいふうさん)という漢方薬は、
黄耆30g、白朮60g、防風30g(1日量)という3つの生薬による比較的単純な構成となっていますが、
黄耆と白朮の組み合わせにより、強く正気を扶助し(扶正)、つまり免疫力を上げる効果があり、
また、防風は文字通り、外邪を防ぐ、つまり強く邪気を袪除する作用(袪邪)を有するため、
この漢方薬は、衛気を補益することにより、体表の防御力を高め、外邪から身を護る作用があります。
玉屏風散の名前の由来を考えてみますと、
玉(宝飾品などの貴重品)という大切なものを、屏風(びょうぶ)により、
外敵からしっかり守るものという意味だと考えられますが、
屏風には、壁のように全てを完全に遮断してしまうのではなく、必要なものは通し、
入ってはならないものを喰い止めるという働きがあります。
つまり、 カラダのバリア機能を調えることにより、外敵から護ってくれる訳で、
COVID-19に限らず、呼吸器症状や慢性鼻炎、花粉症、慢性蕁麻疹、喘息の長期管理などにも
有用な漢方薬といえるのです。
私は毎朝、自分の舌や脈を診ることによってカラダの状態をチェックし、
それを護る・建て直す効能のある生薬をブレンドして、
その日の体調に合わせた専用の健康茶を作ります。
つまり、『いつの間にか体質改善ができる』とご好評をいただいております
オリジナルブレンド健康茶を毎日愛飲することにより、自然と体調を調えている訳ですが、
この健康茶にも、最近は、玉屏風散や、清肺拝毒湯の一部の生薬をブレンドするようにしています。
なお、玉屏風散にはエキス剤があり、薬局等でも入手できますが、
弊所でご相談にのらせていただくことも可能です。
何よりカラダをアルカリ性に
生薬のチカラを取り入れることにより、感染症を寄せつけないカラダを作ることは、
自然界の摂理に則った有用な方法ですが、
その前に、もっと必要な習慣と言いますか、基本的なことがあります。
それは、カラダを常に弱アルカリ性に保つということです。
空気感染する感染症が流行している中では、喉の粘膜を弱アルカリ性に保つことも必要でしょう。
これについては、リーディングという特殊能力により、数々の難病奇病を治した、
エドガー・ケイシーも言っていることであり、
また科学的にも疑う余地のないことと考えられますが、
ケイシーが遺した「カラダや喉の粘膜をアルカリに保つ方法」よりもっと簡単に、
それを実践できる方法があります。
それは、塩の常識を覆したアルカリ性の天然塩(及びその強力版)を毎日摂取したり、
その塩水でこまめにうがいをしたりすることです。
これはパンデミックのみならず、インフルエンザや食中毒などの予防にも
効果があると言われています。
この塩による手洗いも、良いかもしれません。
消毒液を妄信している人たちがいるようですが、本来は消毒薬を手に吹き付ける前に、
まずは手洗いをすることが重要なのです。
そして、手洗いに使用する石鹸は、ほとんどが弱アルカリ性です。
「塩=調味料」との固定観念に縛られることなく、
生命の源と言われる海からの恩恵を、十二分に活用したいものです。
「マスク、アルコール消毒、三密回避」という守りの感染対策に、
生薬やアルカリ性の天然塩など
自然界の恵みを積極的に摂り入れて自然治癒力・免疫力をアップするという、
攻めの感染対策を加えることにより、
感染症を寄せ付けず、パンデミックに撃ち克つ健康なカラダを作りたいものですね。