桜始開(さくらはじめてひらく)・・・【自然医科学研究所】

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桜始開(さくらはじめてひらく)・・・【自然医科学研究所】

桜始開(さくらはじめてひらく)・・・【自然医科学研究所】

2022/03/27

  2022年の「春分」は、 3月20日からの15日間です。
そして、3/25~3/29は、七十二候の第十一候「桜始開 (さくらはじめてひらく)」 です。
七十二候が春分の次候に変わり、桜の花が開き始める頃となりました。

 もっとも今年は、ソメイヨシノの開花が早く、当地ではすでに満開に近いところもあるほどですが。
 
 日本では古くから「花」といえば桜をさすほどで、
これほど日本人に親しまれてきた花は他にないと言っても良いでしょう。
 愛でるだけでなく、花を塩漬けしたものを「桜茶」として飲む風習もあります。

 また桜の皮は「桜皮(おうひ)」と呼ばれる生薬で、鎮咳、去痰作用があります。
日本では古くから民間療法として、桜の皮を、腫れ物などの皮膚病、解熱、咳止めなどに
利用してきた歴史があります。

 桜皮が配合されている日本独自の処方に、十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)があります。
一説によると、十味敗毒湯は中国の『万病回春』(中国伝統医学の基礎理論や治療法を記した書物)
に記載されている荊防敗毒散という漢方薬を元に、桜皮を加えて日本で独自の処方になったようです。

 また、桜皮を黒焼きにしてから粉にして白湯で飲み、しゃっくりを止めたり、
あるいは皮膚病の外用薬として使ってきたという記録もあります。

 

 愛でて美しいだけでなく、複数の薬効を持ち、
私たちの健康管理にも一役買ってくれる桜は、やはり The 花!ですね。

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