大阪でも開花宣言・・・【自然医科学研究所】

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大阪でも開花宣言・・・【自然医科学研究所】

大阪でも開花宣言・・・【自然医科学研究所】

2021/03/19

 大阪でも、本日、大阪城公園の基準木に5輪以上の開花が認められ、
史上最速の開花宣言となりました。
広島に続き、東京や京都などでは、既に開花宣言が発表されています。

 しかし・・毎年思うのですが、既に街のあちこちで開花した桜が見れる状況下で
わざわざ「開花宣言」などする意味ってあるのでしょうか?
開花宣言の根拠となる基準木の選び方にも、問題があるのでは?
温暖で開花も早い大阪の開花宣言が、毎年、関東より遅いというのも納得できません。

 たかが桜、されど桜・・・
バラ科サクラ亜科サクラ属の落葉広葉樹の総称で、たくさんの種類があり、
主に北半球の温帯に広範囲に自生している植物ですが、
日本の国花となっていることは、誰しも知っているところです。

 花や葉、樹皮は食用や薬として用いられます。
日本では、桜の花を塩漬けにしたものにお湯を注いで、桜茶として飲んだりしますが、
桜の花は、中医学的には平性で、辛味、肺に帰経し、
肺機能を高め、腸をうるおし、解毒作用もあるので、
咳や喘息、便秘、二日酔いの時などに良さそうです。

   また栄養学的には、ビタミンA、B、Eが含まれており、
美容や新陳代謝にも効果がありそうです。

 桜の樹皮は、中国では余り用いられませんが、
日本独自の生薬として使われてきました。
原種の一種とされるヤマザクラの外皮を取り除き、乾燥したものが生薬の桜皮になります。

 解毒・排膿の効能があり、江戸時代から民間療法として
食中毒(特に魚)、蕁麻疹や腫れ物など皮膚疾患の他、解熱・止咳・収斂薬として用いられてきました。
華岡青洲は、桜皮を配合した十味敗毒湯を、患者の治療によく用いたそうですが、
今日も化膿傾向のある湿疹などに対して、使用されています。

 また樹皮には、サクラニン、サクラネチン、グルコゲンカニン、ナリンゲニンなど、
多くのフラボノイド も含まれています。

 愛でて美しいだけでなく、私たち日本人の美容と健康にも力を貸してくれる桜。
日本人に生まれた幸せに感謝しつつ、しっかりその恩恵にもあやかりたいものです。

 

 

 

 

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