立春(りっしゅん)です・・・【自然医科学研究所】
2021/02/03
2021年は、本日2月3日が立春となります。
正確には、今年の立春は 2月3日 23時 59分。
つまり、1分の差で、例年より1日早い立春ということになりました。
太陽黄径は315度、大寒からまだ15日しか経っておらず、冬至と春分のちょうど真ん中で、
まだまだ寒い日も多いのですが、暦の上ではこの日から春ということになります。
地域によっては梅の花がほころび、春の気配が漂い始めます。
旧暦ではこの日が1年の始まりであったため、決まり事や季節の節目はこの立春を起点に定められます。
(ただし、旧暦の元日=立春の日ではありません。)
八十八夜、二百十日、二百二十日なども、立春から数えて何日目にあたるかを表しています。
「寒中見舞い」を出せるのは立春の前日、すなわち昨日まででした。
その昨日は、節分でしたね。しっかり邪気祓いしましたか?
本日以降は2月下旬頃まで、「余寒見舞い」になります。
立春の早朝、禅寺では、入口に「立春大吉」と書いた紙札を貼る習慣があります。
厄除けとして、家の鬼門にこの紙札を貼るご家庭やお店もあるようです。
「立春大吉」という文字は、左右対称でバランスが良いため、
一年間災難にあわないと縁起をかついで行うものです。
今冬は、特に寒暖の差が激しく、体調管理が難しいことに加え、
パンデミックの終息の兆しも見えない中で迎えた「春の入口」ですが、
これまで以上に気を引き締めて、健康第一で本当の春を迎えたいものですね。