中醫学について

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中醫学について

 数千年の歴史を持ち、「医食同源」「整体観念」「天人合一」「未病先防」などを基本理念とする中醫学は、身体と精神の両面から、全人的・ホリスティックな診断・治療を行うだけでなく、疾病の予防や健康増進をも重視し、ライフスタイルや生活環境の見直しを含め、病気にならない身体作りをサポートするオーダーメード医療ともいえるものです。近代西洋医学との大きな違いは、病ではなく証(全身)を診ること(弁証論治)、自然界の法則に従って自然治癒力を高めることに主眼をおいている点、などにあります。

 中醫学では、人体を構成する基本三要素は「氣・血・津液」であり、また人体の三宝は「精・氣・神」であると言います。生命活動のエネルギー源である「氣」とは、自然界に存在し、宇宙を構成する精微物質でもあり、すべての存在の根源的なものであるとされています。「氣」を病むことを「病氣」といいます。

 「氣」を鍛錬し、活用するために行う氣功は、中醫学における5本柱(湯薬・鍼灸・推拿・薬膳・氣功)の一つであり、諸外国でも広く代替療法として普及していますが、多くの流派が存在し、日本で行われている氣功も必ずしも中醫伝統医学の理論にもとづくものばかりではありません。

   氣功には、自分の中にある「氣」を高めることにより健康養生を目的とする内気功と、外に向けて「氣」を発することにより、他人を癒やすことを目的とする外気功とがあります。「氣」を高め、その巡りを良くすることは、自律神経を調え、自然治癒力を甦らせるため、他の治療法の効果を高めることにもつながります。食養生とも深い関係があります。

  病気になってから治すのでなく、自然界の法則に従った「養生」により、病気にならない身体作りを目指す「中醫学」は、予防医学であるともいえ、その普及と実践は、医療費の削減・軽減にも大きく寄与するものと考えられます。

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