立冬(りっとう)です・・・【自然医科学研究所】
2021/11/07
今年は11月7日が立冬となります。暦の上では冬の始まりです。
立春、立夏、立秋と並んで四立(しりゅう)の一つである立冬は、
新しい季節への移り変わりを示す大きな節目でもあります。
太陽黄径は225度、日中の影の長さ、日暮れの早さに、季節の移ろいを感じます。
霜降と立冬の間に吹く北風を「木枯らし1号」と言いますが、
今秋、近畿では、霜降の翌日早々に吹きました。
大阪では10.2m/s の冷たい風に震えながら、これで寒さが加速するのかと思いましたが、
11月に入っても日中は穏やかな日々が続いています。
さすがに、各地の山々からは既に初冠雪の便りが届いていますが、
本来なら、平地でも初霜が降りる地域もあるこの時期にも拘らず、
今日は夏日となる地方もあるなど、
冬はまだまだ先なのでは?とさえ思える今年の立冬です。
しかし、雪国では、来るべき厳しい季節に備えて、
例年通り、「菰」を巻く作業(菰巻き)が行われたようです。
雪国の冬の風物詩としても知られますが、
菰は、春の訪れにより虫たちが動き出すと言われる啓蟄まで、巻いておくそうです。
パンデミックCOVID-19 も、新規感染者数だけ見れば、我が国では驚くほど落ち着いています。
特に、東京が不気味なほど鎮まり返っており、大阪が ”首位” である日がずっと続いています。
しかし、世界に目を向ければ、再び深刻な感染拡大が起きている国はいくつもあり、
ロシアのように「出勤禁止」命令を出した国もあるほどですから、
地球上からこの新興感染症が消えようとしているわけではないのでしょう。
新たな変異株の存在も報告されています。
まだまだ油断は禁物です。
何はともあれ、自然界のエネルギーを採り入れ、「氣」の流れを良くして
自然治癒力を高め(甦らせ)ること、これに尽きますね。
そして、飛び交う情報に不安を煽られることなく、
心穏やかに秋の夜長を有意義に過ごすことこそが、
この時節、このご時世を乗り切るための真の健康法といえるのではないでしょうか。