霜降(そうこう)です・・【自然医科学研究所】
2021/10/23
10月23日は霜降(そうこう)です。
朝晩の肌寒さが募り、朝霜が見られるなど、
初霜の知らせが聞かれる時期であることから「霜降」と言われますが、
今年は当地では、つい一週間前まで、真夏日近い気温が続くなど、
体感的には「秋はまだ遠い」といった感覚でした。
しかし、日毎に日暮れが早くなっていくのにはドキッとするほどで、
やはり季節の移ろいを感じます。
太陽黄径は210度ですから、日が短くなるのも当たり前ですね。
本来ですと、霜降は、山が紅葉で色づき始める候でもありますが、
観測史上最も暑い10月 (前半) から一挙に季節が進んだ今秋はどうなんでしょうか。
六甲山にある小学校では今年も、
霜降の恒例行事「火入れ」が行なわれました。
山では、朝晩の冷え込みは厳しくなってきているのでしょう。
秋の夜の肌寒さには、決して厚着をせず、
ギリギリまで薄着で我慢して体内の暑邪を追い出し、
来たるべき寒い季節に備えるのが正しい養生法ですが、
そろそろ秋冬物の服装も用意しておいた方がよさそうです。
異常な高値だった野菜の価格も、ようやく落ち着いてきています。
パンデミックの方も、小康状態?のようです。
肺や皮膚の乾燥を防ぐ白い食べ物(山芋、大根、梨など)により呼吸器を守りつつ、
根菜類の摂取により精をつけて、実りの秋を満喫しつつ、
気温変化の激しい今秋を乗り越えたいものです。