八十八夜(はちじゅうはちや)です・・・【自然科学研究科】
2021/05/01
5月1日は、雑節の八十八夜です。
立春から数えて八十八日目という意味で、まさしく春から夏に移る節目の日です。
「夏も近づく八十八夜~♪」という歌もあるように、夏のような陽気の日も多くなります。
「八十八」という字を組み合わせると「米」という字になることから、
農業に従事する人にとっては五穀豊穣を願う、特別重要な日とされてきました。
今でも、農耕開始の到来を祝って神事が行われるところがあります。
最近は品種改良などが進み、昔ほど種まきに気を遣うこともなくなったようですが、
かつては八十八夜は種まきの大事な目安となっていたようです。
また、八十八夜に摘まれた新茶は、昔から栄養価が高いとされ、
古くから不老長寿の縁起物としても珍重されていました。
このように、雑節ながら、昔から日本人の食文化と関わりの深かった八十八夜。
コロナ禍の中でも、自然 界は変わりなく営みを続けていることに感謝し、
旬の野菜や果物をしっかり摂取して、
自然治癒力みなぎる健康なカラダ作りを心がけたいものです。