白露(はくろ)です・・・【自然医科学研究所】
2021/09/07
9月7日は白露です。次の二十四節気は秋分、もう秋のお彼岸です。
日中はまだ暑さが残るものの、
朝夕は肌寒ささえ感じる日もある今日この頃ですが、
「白露」とは、草の葉に白い露が結ぶという意味です。
夜の間に大気が冷え込み、草花に朝露が宿ることから名づけられたのでしょう。
因みに、日本人にとって「白」は雪=冬をイメージする色ですが、
中国の陰陽五行では秋の色とされているのです。
奇しくも今年は、白露の今日、富士山で平年より25日も早い初冠雪が観測されましたが。
太陽黄径は165度、太陽が離れていくため空が高く感じられるようになるなど、
随所に秋の到来を感じられる頃です。
この日から仲秋(中秋)になります。
旧暦 8月15日の夜に見える月を「仲秋の名月」といいますが、
今年は 9月21日に見られるようです。
お天気に恵まれるといいのですが・・・
因みに、昨年の「仲秋の名月」は遅めで、10月に入ってからだったようですが、
その月を見ながら、こんなことを考えていたようです。
https://shizenika.com/blog/detail/20201002005909/
朝晩の肌寒さに、思わず厚着をしてしまいたくなりますが、
夏の疲れを癒して来る寒さにそなえるためには、
暑邪をカラダから追い出すことが必要であり、
風邪を引かない程度に、肌寒さに耐えることが
この季節の変わり目に体調をくずすことなく健康に乗り切るための養生法となります。
このところの異常気象で、生鮮食料品の価格が、信じられないくらい高騰しています。
異常低温注意報が発令されている地域もあるなど、本当にどうなっているのでしょう。
買物に行っても二の足を踏むことも多く、何を食べれば良いのか、迷う日々ですが、
弱った胃腸を冷やさず、温め過ぎず、消化の良いものを腹八分めに納めて、
ゆったりと過ごしてはいかがでしょうか。